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「円、歌うたってみろよ」
「いいよ」
獣人と人間が共存する世界。
その日、新しい学校に転入した円は、自分の世話係として指名された学級委員長の敏公と知りあいます。
猫の獣人である円の耳は、聞きたくない周囲の噂話や陰口もよく聞こえます。
瞳は夜目がきくものの、色を拾うことが苦手でほとんどモノクロ。
獣人ならではのハンデもありつつ明るく前向きに生きているけど、信じられる相手には出会えず友だちをうまくつくれない円にとって、敏公は「友だちになれたらいいな」と思う相手でした。
しかしそんな思いも転入初日の夜に不良っぽい奴らと一緒にいた敏公と出会し、裏切られてしまいます。
ところが早々に敏公の裏を見たことで、おたがいに心を包み隠さず本音で接してどんどん親しくなっていき、やがてふたりは「一緒に逃避行しよう」とはしゃぎながら、自転車で小旅行をするほどの仲になります。
円は歌をつくるのもうたうのも好きで、趣味にしています。
ふたりで海を眺めながら、敏公は円にうたってほしいと頼みます。
その歌を、号泣しながら聴いてくれた敏公に、円も心が動かされてゆきます。
敏公はこの世界で、「人間だから」家族から孤立している孤独な心を抱えていたのです。
やっと親友ができて満たされた日々を送っていた円ですが、敏公は友情などとうに超えて、円を愛情で求めるようになっていたのでした。
※表に言葉、裏にふたりが見た初夏の海と猫をのせており、立体感がわかりやすくなるように見本画像の一部をあえて灰色背景にしています。
アクリル素材(厚さ0.5cm)
横幅3cm 縦幅6cm 厚さ0.5cm
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